今回は株式投資に興味を持った方であれば、一度は耳にしたであろうIPO株式投資についてスポットライトを当ててみたいと思います。
なんとなく聞いたことはあっても、まだチャレンジしたことがないそこのあなた。
IPO投資は思い立ったが吉日。
今日からでもはじめるべき理由や、すでにIPO投資へチャレンジしたことがある方なら、『何度やっても当選しなくて買えない！』と諦めてしまっている人も多いかと思います。
それはもしかすると入り口が間違っているかもしれません。
そこで、本気でIPOを狙っていても当選しない人が意外と見落としがちな、自分に合った証券会社選びと、当選確率をアップさせる方法についても簡単に紹介していきます！
IPO投資とは
IPO（Initial Public Offering）とは、簡単にいうとこれから新規上場する株式のことを指します。
また投資家の間では上場したばかりであれば大きく分けて、上場後もしばらくはIPO株やIPO銘柄と呼ばれることもあります。
そこで今回は主にIPOの当選から、初値（上場後に初めて取引された価格）で売るところまでに重点を置いて解説します。
もしも今回、「はじめてIPOという言葉を聞いたよ！」という方がいれば、是非この記事を読んでからにでもIPOについて、一度調べてみてください。
きっとすぐにその魅力に魅了されることでしょう！
予想が難しいとされるIPO投資の購入方法
IPO投資をするときは、希望のIPO銘柄を扱っている証券会社からブックビルディング（応募）申し込みをします。当選した暁には条件をしっかりと確認の上、購入または辞退を選択することができます。
ただし、数ある企業の中から上場を果たすためには、厳しい審査をクリアしなければいけません。そのため、狙っているIPO銘柄が上場直前になって上場中止になる可能性もあります。
複数の証券口座を持つことに抵抗がない方であれば、過去の取り扱い銘柄や抽選の条件なども参考にし、とりあえず口座開設だけしておくのも良いでしょう。
IPO投資は証券会社によって違う
当選確率を上げるためには、証券会社選びが大変重要となります。
IPOは銘柄ごとに、取り扱う証券会社や配分される株式数が異なります。つまり、証券会社ごとに購入可能なIPO銘柄が限られているので、当選確率や抽選の条件なども変わってきます。
そのため、何度も応募しているのに全然当選しないという方は、本気でIPOを狙うのであれば、思い切って他の証券会社への移管を検討してみてもよいでしょう。
ただし、取扱銘柄が多いことはかならずしもメリットばかりとはいえません。
取扱銘柄数が多く、主幹事を務めることも多いSBI証券などは、膨大な注文の場合を除き、抽選をポイント積立により確率を上げていくシステムです。そのため、初心者が当選する確率はまずないといえます。
証券会社の口座開設数は少ない方がいいの？
SBI証券と比較して、例えば完全平等抽選を謳っているマネックス証券などは取扱銘柄もそこそこあり、初心者にオススメです。
証券会社ごとに配分量に違いはあれど、口座開設数が少なければ、相対的にライバルが少ないというメリットでもありますしね。
また、LINE証券も去年からIPOの取り扱いを開始しています。
お手軽にはじめられるという点からも、すでにLINE証券の口座をお持ちの方であれば、IPOの入口としてもピッタリだと思います。
IPO投資のメリット！重要なのは予想よりも当選
メリットはたくさんあるのですが、一番は基本的に誰でも簡単に応募ができることでしょう。
さらに前述したとおり、IPOは当選後に購入するか否かを選択できるため「安心」です。
また、事前に成長株などを予想しても当選しなけれは購入できません。そのことからも、購入よりも当選の方が重要だといえるでしょう。
簡単に応募ができ、仮に当選してもじっくりと検討をしてから辞退も可能です。そのうえ利益率も高いとなれば、一度は試してみて損はないといえます。
IPO投資のリスクとデメリット
すでにお気付きのとおり、IPOは当選しないと買うことができません。
よほどの資産があるわけでもなければIPO株を買える数には限りがあり、初値で売るのであれば非常にローリスクであると言えるでしょう。
それでも、IPOについてのデメリットを挙げるとするならば、当選確率をあげるためには基本的に複数の口座に資金を分散させる必要があります。そのため、応募期間は資金拘束などによってほかの投資に回せないということです。
そのため、配当金や株主優待などもなく、長期的にみると安定した収益性はありません。
また、ボラティリティー（価格の変動幅）が大きくなる傾向があるため、初値で売らなければ極めてハイリスクハイリターンとなる可能性が高い点には注意が必要です。
そして当然のことながら、当選したからといって100%儲かるというわけではないということは肝に銘じておく必要があります。
IPOは宝くじ！？予想よりも当選重視！：まとめ
IPOの醍醐味は、なんといってもその利益率の高さです。
昨年はIPOの乱発などもあり、一時初値が公募価格（当選したIPO購入時の価格）を割る銘柄が多発しました。しかし、未だその期待値は高く、IPOバブルという言葉すら生まれるほどです。
当選さえすれば少なくとも利益を得られる確率が高く、すでに上場されている銘柄と比べて圧倒的に何倍もの利益を得られる可能性は高いと言えるでしょう。
もしこの記事を読んでIPOに興味を持った方がいれば、ご自身の目標設定に合わせて一つの選択肢に加えていただき、当選方法を工夫して宝くじをゲットしてみてください！
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