副業元年と呼ばれた2018年が過ぎ去って、はや4年が経ちました。現在でも、本格的にFXや暗号資産に取り組む人たちが年々増加しています。
2019年には、金融庁の金融審議会で「老後2,000万円不足問題」という報告書が大きな話題となりましたね。加えて2020年には「新型コロナウィルス」です。
コロナがパンデミック(世界的大流行)となって以降、私自身、ライフスタイルや仕事に対しての価値観を大きく変えてきました。怒濤のようなスピードで変化する世の中に、ますます「お金」に対する不安が大きくなる人も多いのではないでしょうか?
「資産運用」って最近よく聞くけど、iDeCoとかNISAとかよくわからないし、なにから始めればいいの?という疑問を持った人も多いはず。
そこで今回は、投資初心者におすすめの資産運用についての方法を紹介します!
なお、今回の記事はこんな方におすすめです!
- 資産運用に興味がある
- 投資初心者におすすめの資産運用方法が知りたい
- iDeCoやNISAなどの制度を理解したい
投資初心者におすすめの資産運用の制度
投資初心者におすすめの資産運用は以下の3つがあります。
- iDeCo
- NISA
- つみたてNISA
いずれの資産運用制度も、国が正式に推奨している資産運用制度です。以下では、それぞれの詳しい仕組みについて解説します。
投資初心者におすすめの資産運用①:iDeCo
iDeCoとは、老後の公的年金にプラスして給付金を受け取ることのできる、私的年金制度の1つです。Individual-type(個人型の) Defined(定義された)Contridution(寄付) pension plan(年金制度)の頭文字をとった略称です。個人型確定拠出年金とも呼ばれています。
iDeCoのメリットは、「投資掛金が全額控除」になる点。
通常、投資信託などの投資では、運用で発生した利益のうち「譲渡益」と「普通分配金」に対して20.315%の税金が課せられます。
ですが、iDeCoで発生した資金を受け取る際には、各種適用される所得控除によって「支払う額を抑える」ことができるのです。
しかしその一方では、「原則として60歳まで掛金を引き出せない。」というデメリットもあります。
会社員などの、60歳になるまで安定した収入が約束されている人に向いている資産運用だと言えるでしょう。
投資初心者におすすめの資産運用②:NISA
NISA(ニーサ:少額投資非課税対象制度)とは、投資で得た売却益と配当金に発生する税金を非課税にする制度です。
Nippon(日本版) Individual(個人の) Saving(保存された) Account(口座)の頭文字を取った略称であり、もともとイギリスで採用されているISA(Individual Saving Account)制度の日本版という意味ですね。
NISA口座で投資信託や株式を購入すると、最長5年間の非課税期間(課税なしで株を運用できる期間)が与えられます。5年が経過すると、以後に与えられるNISA口座枠に移行するか、一般証券口座に払い出して継続保有。または特定口座での継続保有を選択します。
なお、非課税枠(非課税のまま資産運用できる投資額)が120万円もあるので、5年以内の短期投資で利益を得たい人におすすめの資産運用です。
投資初心者におすすめの資産運用③:つみたてNISA
つみたてNISAは、NISAと同じく「運用によって得た利益が非課税」になります。
また、投資対象の銘柄は、すべて金融庁が「手数料が低い優良銘柄だ」と判断したお墨付きの銘柄のみ。いわゆる「粗悪なぼったくり商品」が排除されているのは、投資初心者からは安心できる要素といえるでしょう。
つみたてNISAは、中期〜長期的な投資をしたい人に向いている投資非課税制度です。
初心者がおすすめ資産運用で押さえるべき投資3大原則
投資業界では、呪文のように唱えられている「3つの投資大原則」と呼ばれる言葉が存在します。
株式投資で起こり得る「大きな損失リスク」を避けながら投資をしたい人は、以下の投資3大原則を守るようにしましょう。
< 投資の3大原則 >
- 長期投資(最低10年以上の投資)
- 積立投資(同一銘柄を、毎月一定額、決まった日に買い付ける投資方法)
- 分散投資(投資資金を、複数の投資対象に分散させて投資する方法)
ここまで読んでいただくと、勘の鋭い人はわかったかもしれませんが、「長期・積立・分散」の逆で、大きなリスクとなる方法が「短期・一括・集中」投資です。
この、「短期・一括・集中」投資をおこなうと、短期間で大きな利益を得られる可能性がある反面、大きな損失が発生するリスクもあります。
実は、知らず知らずのうちに、多くの人がリスクの大きい「短期・一括・集中」投資をしてしまっているので、十分に注意してくださいね。
資産運用で投資初心者におすすめの証券会社
資産運用をおこなうときに、投資初心者におすすめの証券会社は、ズバリ「ネット証券会社」です。また、証券会社には「総合証券会社」と「ネット証券会社」の2つがあります。
以下の表で、ネット証券と総合証券の違いをまとめたので、参考にしてください。
総合証券 | ネット証券 | |
実店舗 | あり | なし |
銘柄選定などの投資コンサルティング | あり | なし |
1顧客・1営業担当者 | あり | なし |
取引手数料 | 高い | 安い |
投資初心者には、「取引手数料の安いネット証券」がおすすめです。
投資においては、「取引手数料=固定費(ランニングコスト)」という概念が一般的です。つまり、取引手数料の安い証券口座で口座開設するのが投資家としての鉄則。
以上の理由から、取扱銘柄数も豊富で、ネットから簡単に売買注文のできるネット証券で口座開設するようにしましょう。
なお、投資初心者におすすめの「ネット証券会社」は、以下の3社です。
< 投資初心者におすすめのネット証券 >
- SBI証券(国内株式の個人取引シェアNo.1)
詳細はこちらから → 【 SBI証券:公式ホームページ 】 - 楽天証券(投資信託に定評がある)
詳細はこちらから → 【楽天証券:公式ホームページ】 - マネックス証券
詳細はこちらから → 【マネックス証券:公式ホームページ】
投資初心者におすすめの資産運用:まとめ
初心者におすすめの資産運用方法は、国が正式に推奨している各種「投資非課税制度」であるiDeCoやつみたてNISAなどです。
iDeCoやつみたてNISAであれば、通常の株式投資で配当金や売買利益に対して発生する「税金」を抑えながら資産運用することができます。
国が推奨しているということもあり、金融庁が取り扱いを許可したお墨付きの優良銘柄を多数取引することも可能。
投資初心者にも安心の資産運用方法です。実際におこなう際には、今回紹介した投資3大原則「長期・積立・分散」を意識してくださいね!
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